『コーチングのプロが教える 「ほめる」技術』を読みました
今回の書評はこちら。
- 作者: 鈴木義幸
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2014/04/11
- メディア: Kindle版
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部下を持つ管理職になって数年。「マネジメント」の大切さは耳にタコが出来るほど聞いてきました。
日頃からコミュニケーションをとったり、本人の負荷を考えて仕事の割り振りをしたり、日々努力をしているつもりですが、いつも思うのは、「これでいいのだろうか???」という不安。
この本では「ほめる方法論」について具体的に記載しています。具体的な方法について沢山の記述がありますが、その中で心に残った部分を引用します。
ほめるというのは、ただ「すごい!」「すばらしい!」と美辞麗句を投げかけることではない、と。相手が心の底で、他人から聞きたいと思っている言葉を伝えて初めて、「ほめる」という行為は完結すると。 だから彼は観察と試行錯誤を大事にします。
向こうが投げたボールに対して、そのボールをすぐに返す、というのは相手に対するアクノレッジメントとなります。逆にボールをいつまでも返さないでいると、その程度にしか自分のことを思っていないのだと思われかねません
アクノレッジメントは、いってみれば生き方ですから。二種類の人しかいないんですよ。すきあらば人のアクノレッジメントをしようと思って生きている人と、いつ自分はアクノレッジメントされるんだろうとずっと待っている人
ここまで書いて気づいたのですが、心に残った大部分は「考え方」ですね。 他にも部下の性格に応じた褒め方など載ってますので、参考になります。
本人が求める承認欲求をどう満たしてあげるか。その上でいかに気持ちよく働いてもらうか。