はぐれメタルのケモノ道

通りすがりのはぐれメタルが少しだけ喋ります。

インターステラー見ました

 マシュー・マコノヒー , アン・ハサウェイ / ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

 滅亡に瀕した人類が移住先となる天体を探して宇宙を有人惑星間航行(インターステラー)するお話。

 ワームホールブラックホール・重力・多次元・相対性理論などSF要素が多数使われているが、その表現にあたっては理論物理学者(天体物理学、重力波天文学)のキップソーンが製作に参加しており、本作中の黒板に描かれる方程式もリアリティのあるものとなっているらしい。

 時間の伸び縮みの説明がわかりやすく、主人公側は3時間しか経過していないのに、実際には21年が経過していたシーンなどは相対論の考え方を十分に感じることができる。 また色々な批評で言われている通り、超巨大ブラックホール ガルガンチュアのCG表現は壮大で、更に「無音」であることが恐ろしさを引き立てている。

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 クリストファーノーラン監督の作品を見るのはインセプションに続き2作目。インセプションは「夢」を舞台とした人間の内側を主に描いていたが、本作は外側、しかも時間をも超えた壮大な物語であり、上映時間169分があっという間だった。