はぐれメタルのケモノ道

通りすがりのはぐれメタルが少しだけ喋ります。

「カイゼンジャーニー」を読みました

どうも、はぐりんです。

 

Twitterで見かけたこちらの本を読んでみましたので感想など。

 

なお、前提として私は開発をしない社内SEです。開発はベンダーさんにお願いをする立場なので、本来の読者層からは少しズレているかもしれません。

しかし、考え方など非常に参考になります。プロジェクトに携わる全ての立場の人が読んで損はないでしょう。

 

今回は気になった章を4つピックアップします。

「第02話 自分から始める」

普段、業務改善や社内の仕組み改善を行う場合「もっと手伝ってくれてもいいのに」や「なんで俺一人でやらなきゃいけないの」など「一人」であることに不満を抱くケースが多いかと思います。

ところが、最初一人なのは当たり前というお墨付き(?)を貰えた気がしてモヤモヤが晴れました。

本書の主人公は「会社を辞めようかな。でもその前に一人でできるカイゼンしてみるか(超意訳)」からスタートしていきます。

 

「第04話タスクの見える化

忙しいと自分がどれだけのタスクをもっているかすら把握できなくなってしまいます。そこで、

  • タスクがどれだけあるか
  • タスクのゴールは何か
  • ゴールのために気をつけなければならない事は何か

に気をつけてタスクを書き出すことから始めます。

また、大きなタスク(1日では終わらないもの)はそのままTodoに書いても手を付けるのが遅くなるため、分割して具体的なタスクに置き換えることが大事。この場合、小さなタスクで進むことになるので「仕事が進んでいる」というモチベーションアップにもつながるでしょう。 

私はTodo管理の手法「GTD」を用いてタスクの洗い出しを行っています。(GTDについては機会があればブログにします。)

 

「第14話問題はありませんという問題」

ミーティングを開いても「問題ありません」と。いやいや絶対問題あるだろないわけないだろ の場面とても良くありますよね。発言者がシャイだったり、人数の多い儀式的な会議だったり(その会議が超重要だったりするのですが)、逆ギレしていたり、雰囲気的に言い出せなかったりと原因は様々でしょう。

 

本書ではそんなときに「ファイブフィンガー」という手法が提案されています。5段階で自分の仕事の状況を示す。

  • 5本  とってもうまくやれている
  • 4本  うまくやれている感触あり
  • 3本  可もなく不可もなく
  • 2本  不安は少しある
  • 1本  全然ダメで絶望的

これ、、、とても良い。自分のプロジェクトでも使ってみようかと思います。

 

「第24話視座を変えて、突破するための見方を得る」

「顧客が抱えている課題は、顧客本人ですらわからない場合があります。」 

自分の立場に変えてみると「社員が抱えている課題は、社員本人ですらわからない場合がある」。このようなとき、「目的は何か?」を問うことで対応してきました。

本書によると「お金を払ってでも片付けたい用事」が何かを考えると良いと書いてあります。手段に目を向けずに用事を片付けましょうと。

更に課題や目的を明らかにし、適用可能なソリューションを練るために「仮説キャンバス」というフレームワークが紹介されています。

「仮説キャンバス」については私自身の理解がまだ追いついていないため、詳細を述べられませんが、目的・顕在課題・潜在課題などからアイデアの確からしさを検証することができるようです。

 

 

本書は本当にたくさんのノウハウが詰まっています。できる部分から実施していきたいですね。

 

 

 

 

(1670文字)

 

人間ドックの先生に言われたこと

どうも、はぐりんです。

 

今回は昨年受けた人間ドックで先生に言われた注意点などを備忘録のために記します。

Twitterでもそこそこ反響があったので)

 

この先生、かなりユニークな方で、診察室に入るなり「我が医院の人間ドックにようこそ!ヽ(`▽´)/(ほんとに両手開いてる)」というテンションで迎えてくれました。

肩書は「健康増進担当」で、まさに健康意識の塊のような先生でした。

 

【先生に言われたこと】

  • 有酸素運動しろ。
  • 有酸素運動は一週間でチャラになることを忘れるな。
  • 週一でジムに通っても、その他何もしなければ無駄。
  • 8階以下は階段使え。
  • 1日10000歩歩け。(先生「俺は1日17000歩あるいているけどなハッハッハ」)
  • このままだと10年後メタボおじさんになるぞ。

 

 

おまけで個人的な結果について(これは私の体についてなので参考になりません。)

  • 腹囲が年齢の割にある。
  • 胃は少年少女並にきれい。多分胃がんは無縁。結局ピロリ菌がいるかどうか。君はいない。
  • なので、胃カメラキツイなら数年に1回でいいよ。
  • 善玉コレステロールが多い。体質だね(これは良いこと)
  • コレステロールが多いのは関係ない。中身が大事。悪玉が多いのか善玉が多いのか。
  • んで君は悪玉コレステロールも多い。これは駄目。運動しろ。

 

 

結局、

動しろ

ってことですね。

 (601文字)

 

データベーススペシャリスト合格までの勉強方法

どうも、はぐりんです。

 

2018年春期情報処理技術者試験にて、念願のデータベーススペシャリストに合格することができました。

3年越しの合格となりましたが、私なりに考えたこと、勉強方法、勉強時間についてまとめたいと思います。

これから受験する方の参考になれば。

 

受験1回目

結果:不合格
得点:午前Ⅰ 免除/午前Ⅱ 78/午後Ⅰ 14

情報処理技術者試験では毎回お世話になっているアイテック問題集を購入。

このシリーズは昔から愛用しており、飽きるまで繰り返すことでかなり自信がつく教材です。

経験上、3回繰り返せば合格までかなり近づけます。(リンクは最新年度版のものです) 

2018 データベーススペシャリスト「専門知識+午後問題」の重点対策 (専門分野シリーズ)

2018 データベーススペシャリスト「専門知識+午後問題」の重点対策 (専門分野シリーズ)

 

しかし問題集を購入したまでは良かったものの、やる気も出ず、午前Ⅱの範囲しか手が回りませんでした。そして本番を迎え、、、

午後Ⅰが何から手をつければ良いのかわからないレベル。

高度情報処理技術者試験をナメ過ぎてました。スミマセンm(_ _)m

 

受験2回目

結果:不合格
得点:午前Ⅰ 免除/午前Ⅱ 74/午後Ⅰ 63/午後Ⅱ 54

一度目の受験を失敗して「年に一度しか受験できない試験」の怖さを再認識。

初心に戻り、アイテック問題集を飽きるまで繰り返すこととしました。

また机に向かう時間が限られることから、午前Ⅱについては

データベーススペシャリストドットコム

こちらのWebサイトを利用させて頂き、通勤時間などのスキマ時間に解いて覚える、という手法を取りました。午前ⅡはこのサイトだけでOKです。

 

とはいえ、上記2つの教材はあくまで「問題集」なので、そもそも理解をしていない分野の場合は教科書的なものが必要となります。そこで購入したのがこちら。

情報処理教科書 データベーススペシャリスト 2018年版

情報処理教科書 データベーススペシャリスト 2018年版

 

 私はkindle版を購入して辞書的に使いました。

以上の問題集を2回繰り返して本番挑戦。
結果は残念ながら午後Ⅱが少し足りないとても悔しい結果に。。。

 

受験3回目

結果:合格
得点:午前Ⅰ 免除/午前Ⅱ 76/午後Ⅰ 72/午後Ⅱ 67

 もう勉強したくないという負のモチベーション(?)を利用して、受験2回目と同様、アイテック問題集及びデータベーススペシャリストドットコムを追加で3回繰り返しました。

 

更に試験を突破するためだけの受験テクニックを身につけるため、

ポケットスタディ データベーススペシャリスト[第2版] (情報処理技術者試験)
 

 を購入。限られた試験時間の中で解答を導くテクニックを習得しました。(これは本当に試験のためだけの対策です)

 

以上の勉強で3年目にしてやっと合格することができました。

 

studyplusというアプリの記録を見てみると、受験3回の合計勉強時間は160時間。

私はデータベースが苦手分野なのでこれだけ時間がかかってしまいましたが、得意な方はもっと効率良くいけると思います。

 

以上、参考になる方がいらっしゃれば幸いです。

 (1670文字)

「不屈の棋士」を読みました

どうも、はぐりんです。

人工知能に追い詰められた将棋指したちの覚悟と矜持』

という帯に惹かれて購入したこちらの本。 羽生三冠・渡辺竜王(当時)という現役最強棋士との対談もあり、とても面白かったです。

不屈の棋士 (講談社現代新書)

不屈の棋士 (講談社現代新書)

※以下の肩書は書籍内当時のもの

羽生三冠

学ぶことは結局、プロセスが見えないとわからないのです。問題があって、過程があって、答えがある。ただ答えだけ出されても、過程が見えないと本質的な部分はわからない。だからソフトがドンドン強くなって、すごい答えを出す。でもプロセスがわからないと学びようがないという気がするのです。

渡辺竜王

将棋の面でトクになるとは思えません。人間の勝負とはまったく別物ですから。トップ棋士同士とはいえ、やはり人間の将棋はミスありきなんです。でもコンピュータ将棋はミスがないから、事前にソフトの弱点を探る練習が大事になる

勝又六段

将棋は自分が思っていたより、もっともっと可能性の広いゲームなんだなってわかったのは純粋にうれしかったですね。ソフトが登場する前は、棋士がいちばん強い存在というのは揺るぎなかった。でもソフトの方がはっきり強くなったら、棋士の存在価値はどうなるのでしょうか。

西尾六段

それについては私もいろいろ考えましたけど、結局はニーズがあるかどうかだと思うんです。人間同士の将棋を見たいと思ってくれるファンがたくさんいるのであれば、ちゃんと存在価値がある

行方八段

ミスもするけど、そこから生まれる何かもあるわけですから。終盤で1分将棋というギリギリの状態で、わけのわからない局面を肩で息をしながら戦っている姿というのは、絶対に何かを感じるはず。そういうものを見せていきたいですし、そこにしか価値はない、くらいに思っています。

電王戦で佐藤天彦名人が2連敗したように、コンピュータ将棋は既に人間を超えたのかも知れません。

だからといって「もう将棋つまらないの?」と聞かれると全くそうでは無く、むしろ「人間同士の将棋を見たい!」と思うようになりました。

名人戦は一局に2日間かかりますが、2日間指してきて最後に1分将棋になる場面など、コンピュータ将棋では永遠に楽しめない(見ている側から)でしょう。

(991文字)

『コーチングのプロが教える 「ほめる」技術』を読みました

今回の書評はこちら。

部下を持つ管理職になって数年。「マネジメント」の大切さは耳にタコが出来るほど聞いてきました。

日頃からコミュニケーションをとったり、本人の負荷を考えて仕事の割り振りをしたり、日々努力をしているつもりですが、いつも思うのは、「これでいいのだろうか???」という不安。

この本では「ほめる方法論」について具体的に記載しています。具体的な方法について沢山の記述がありますが、その中で心に残った部分を引用します。

  1. ほめるというのは、ただ「すごい!」「すばらしい!」と美辞麗句を投げかけることではない、と。相手が心の底で、他人から聞きたいと思っている言葉を伝えて初めて、「ほめる」という行為は完結すると。 だから彼は観察と試行錯誤を大事にします。

  2. 向こうが投げたボールに対して、そのボールをすぐに返す、というのは相手に対するアクノレッジメントとなります。逆にボールをいつまでも返さないでいると、その程度にしか自分のことを思っていないのだと思われかねません

  3. アクノレッジメントは、いってみれば生き方ですから。二種類の人しかいないんですよ。すきあらば人のアクノレッジメントをしようと思って生きている人と、いつ自分はアクノレッジメントされるんだろうとずっと待っている人

ここまで書いて気づいたのですが、心に残った大部分は「考え方」ですね。 他にも部下の性格に応じた褒め方など載ってますので、参考になります。

本人が求める承認欲求をどう満たしてあげるか。その上でいかに気持ちよく働いてもらうか。